【銀投資の現物】買い方、店舗、注意点などを解説!

銀 スプレッド銀投資

「銀の現物を購入したい。でも、どんな物があるのかわからない」

「現物を購入する上での注意点はある?」

この記事では、銀の現物の種類、買い方、注意点についてご紹介していきます。

銀の現物を所有

新型コロナウィルスによる経済への影響を少しでも抑えるために、各国政府は、積極的に財政出動をしています。株式市場には、各国政府が積極的に介入し、日本では約30年ぶりの株高になる始末です。市中では、リストラ、破綻など悪いニュースが飛び交う中、株の世界は、どこか別世界のように一人歩きしています。

この事実に不安を感じ、現物等の安全資産への投資を考えている方も多いでしょう。ぜひ、この記事を参考にして、銀の現物を手に入れてみましょう!

銀の現物とは?

銀の現物とは、まさに「銀の現物」です。現物には、コイン(銀貨)と地金(インゴット)の2つがあります。また、コインには、さらに法定通貨とそうでない物があります。

法定通貨とは、発行国が「それを○○円の価値がある」と認めている物です。

例えば、一円玉を考えてみましょう。一円玉は、アルミでできていますね! このアルミにおける価値を2つに分解して考えてみましょう。

  • 一つ目は「アルミ」の価値
  • 2つ目は、アルミのコインを「一円」と定めている価値

で構成されていることがわかりますね! 誰かが「一円」の価値があると認めているから、単なるアルミ板が一円の価値を持ちます。このように、それ自体の価値とは別に、法律によって価値を持たせている物を「法定通貨」と言います。

一万円も単なる紙切れです。でも、日本銀行が「一万円の価値」を保証しているから、一万円として使えます。銀のコインもまさにこれと同じです。

  1. 単なる銀コイン
  2. 銀コイン×法定通貨

この2つがあると考えましょう!

銀のインゴット

へレウス 銀 インゴット

銀のコイン

銀コイン

銀の現物には、インゴットとコインの2種類があります!

銀の現物の特徴と注意点

銀の現物は、コインとインゴットの2種類があります。どちらを購入すればいいのか?は、コインとインゴットのお得度の違いでご確認ください。ここでは、銀の現物を購入する上で知っておきたい特徴や注意点をご紹介していきます。

  • 購入価格と売却価格の差が大きい(スプレッド)
  • 金と比べて相場が荒い(上下が激しい)
  • 2021年はかなりの上昇傾向
  • 銀の現物は大きい。保管方法まで検討が必要
  • 銀の現物は変色しやすい。
  • 金を購入するより手軽
  • 美しいし、眺めていても飽きない。

銀は、投資需要と実需(産業)の2つの兼ね合いで需要が決まるため、金と比べて価格が上下しやすいです。また、購入価格と売却価格の差(スプレッド)=手数料が大きい点も重要です。

保管方法にも気を付けましょう。銀は、金と比べて安いため、どうしても購入する単位が大きくなりやすいです。当然、大きな物を保管するスペースにも検討が必要です。また、銀は変色しやすいため、適切な保管方法に気を付けます。

ただ、色々と難しいことを申し上げましたが、目の前に銀の現物があるのは、何かと安心感があります。また、ブランドごとに様々な加工がされているため、眺めているだけでも気分が上昇します!

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銀現物の買い方(お店の紹介)

銀の現物は、良い点、悪い点があります。あとは、ご自身の目的等に合わせて検討します。ただし、銀現物の購入時に考えたがちな「ETF」「純銀積み立て」等は避けた方が良いと思います。

当サイトは、ご自身の下で「銀の現物を所有する」つまり、誰からもコントロールされない所で、真に価値がある物を保管することが何よりも重要だと考えます。

実際、銀の現物を買うにはいつかの方法があります。

  • 実店舗
  • ネットショップ
  • 質屋
  • EBAY
  • 楽天市場

日本で最も安心できる購入先は、一般社団法人 日本金地金流通協会に所属する企業から購入することです。田中貴金属さん、徳力さんは、この協会に所属しています。ただし、平日かつ限定的な時間しか購入できない点や昨今の銀現物の不足により、あまり使い勝手がよくないです。

その点、楽天市場、その他の銀専門のオンラインショップであれば、銀の現物を購入をしやすいです。なお、購入先は「銀の購入先、売却先のまとめ」でも紹介しています。

銀の現物購入・これだけは覚えておこう!

銀の現物を購入する上では、次の3つを覚えておいてください。

  1. 単位が小さいほど、割高になる。
  2. 発行者、純度、重量の刻印があることを確認
  3. LBMAの会員企業の商品であること

例えば、コインとインゴットを比較した場合、銀の単位は、インゴットの方が大きいですね!また、インゴットの方が加工や装飾が最小限です。この2つの理由から、銀を資産保全等の目的で所有される場合は、より単位が大きいインゴットをお勧めいたします。

また、銀の現物に純度、発行者(LBMA)、量の三つが刻印されていることも大切です。これは、銀の偽物をつかまされないためにも重要です。基本的に、銀は融解できる所であれば、どんな会社でも作れます。そこで、銀の基準を定めるロンドン地金協会(LBMA)があります。

LBMAの会員企業は、決められた手順に従い、品質を維持しなければ、会員にはなれません。よって品質が確かな銀を手に入れたいときは、LBMAの会員企業が発行する銀を購入したほうが良いです。

銀を購入するときの手数料と税金

日本金地金流通協会に所属する企業から商品を購入する際は、買うとき、売却するときに、それぞれ「手数料」を徴収されます。これは、各社ほとんど同じで5000円~10000円前後です。また、銀の現物を購入する際は、消費税が発生します。

他の商品と同じように一律で10%が課税されます。もし、海外から銀の現物を輸入する場合は、輸入消費税が発生します。こちらの記事も合わせてご覧ください。

銀や金の輸入 関税と消費税の計算方法も紹介

よくある疑問

銀と金の現物、どちらが良いの?

どちらか一方だけを選ぶ必要はないと思います。基本的に銀も金も同じような動きをします。また、どちらも真に価値がある資産であることは同じです。あえて言うなら、金の方がより安定した資産。銀の方が少し積極的な資産だと思います。

どちらが優れている?で購入を判断するのではなく、どちらも所有すればいいと思います。結局、紙幣だけで資産を所有するよりも安全だと思います。

スプレッドとは?

スプレッドとは、購入価格と売却価格の差です。

例えば、AさんがB店で銀を購入したとしましょう。購入するときは、1KG10万円でした。そして、その日の内に、B店に「同じ物」を売却したとすると、一体、いくらで売れるのでしょうか?

同じ店に、当日かつ同じ銀を売却しているため、10万円とはいかなくても、それに近い価格で売却できそうです。この点は、どのようになっているのでしょうか? この価格差が「スプレッド」です。

購入した瞬間に20%下がる!?

この日の銀の相場は、91.3円/gです。1000gなので、91300円と表示されていますね! これに加えて、手数料がかかり、合計96800円が1kgあたりの単価です。

一方、売却時は、手数料を引かれて、80630円です。銀自体の相場の上下に加えて、銀を買うときと売るときの両方で手数料を徴収されるため、スプレッドが大きくなります。つまり、別の言い方をすると、銀を購入した瞬間、約20%近く価値が下がるとも言えます。

スプレッドに対する考え方

銀はスプレッドが大きく売却先が限られているのが実情です。ただし、これは、考え方次第だと思います。仮のお話として、日本で金融不安が起きた際は、こんなスプレッドが20%どうのこうの~のお話ではなく、紙の資産が加速度的に紙切れになる可能性があります。

  • 最悪、紙切れになる物を100%保有するのか?
  • 買った瞬間、20%下落するけれど、有事の際の資産として所有するのか?

の2つの考え方があると思います。私は、100%の紙資産で持っているのは、非常に危険だと感じているため、やはり、銀や金の現物をある一定の割合で所有しておくことが重要だと思います。20%のスプレッドがあったとしても、有事の「保険代」として考えられます。

まとめ

  • 銀の現物は、コインとインゴットの2つ
  • 単位が大きいほど、加工が少ないほど割安
  • 資産的な保全を考えるならインゴットがオススメ
  • 偽物の銀を買わないようにしよう。
  • 銀の刻印の有無を確認することが重要
  • 購入後は、適切な保管方法を実行する。

銀投資をするべき理由 特徴、使い道、買い方

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購入方法

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