銀のインゴット(地金)に迷われていますか?
インゴットには、様々なブランド、大きさがあります。インゴットと聞き、すぐに思い浮かぶのは「延べ棒」ですね!ただ、インゴット=大きな延べ棒と考えるとギャップがあります。実際は、もう少し小さな単位(1kg、10oz)のインゴットもたくさんあります。
この記事では、シルバーのインゴットの大きさ、価格、ブランドなどを一挙にご紹介していきます。
銀のインゴット
以下は、インゴット関連の記事です。ぜひ、合わせてご覧ください。
インゴットとは?
インゴットとは「塊(かたまり)」の意味です。シルバーの他、ゴールドインゴット、プラチナのインゴット等もあります。銀のインゴットを必要とする方は、”大きな物”を好む傾向が強いです。
大きさの種類と参考価格
銀のインゴットの大きさは、様々です。発行主(ブランド)毎に規格があるため、ご自身が求めている単位を選びやすいです。特に多い規格は、次の4つです。
- 1kg
- 10kg
- 10oz
- 5oz
上記の「oz」は、troy ozとも記載さており、1oz=約31gを示します。
例えば、1000oz=32kg、10oz=320g前後ですね!海外メーカーは、このoz表記とkg又はg単位が混在しているため、購入時には気を付けます。もし、オンスからgへの換算等をしたい場合は「シルバー換算ツール」をご利用ください。
その他、次の規格もあります。
- 30、15、5kg
- 500、250、100g
- 1000、100、50oz、1oz
多くの規格があるため、迷いやすいです。 初めて銀を購入されるなら、まずは1kg又は10oz前後(310g)で試されることをお勧めします。これよりも大きな単位又は、小さな単位で購入をすると、初期投資が大きくなったり、割高になったりします。
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インゴットの参考価格
2022年8月11日現在、銀の価格は、一月下旬から上昇基調です。当サイトの運営ショップ銀次郎における販売価格の参考例は、次の通りです。
- 1kg=14万前後
- 100oz=43万前後
主なブランド
インゴットのブランドも様々です。日本勢でいえば「Asahi」、海外勢は「へレウス」などです。以下のブランドは、ロンドン貴金属市場協会(通称:LBMA)に所属しています。LBMAは、銀や金の製造方法、純度、重量等の基準を規定する協会です。
つまり、この協会に所属する企業の製品は、品質等に問題がないです。銀のインゴットを購入する場合は「LBMAか?」を確認しましょう! その方が粗悪品をつかまされるリスクが小さいです。
- Johnson Matthey
- Metalor Silver
- Nadir Refinery
- Royal Canadian Mint
- Perth Mint
- Asahi
- Scottsdale
結局、どのブランドが良い?
様々な大きさ、ブランドがあるため、どれを購入すればいいのか迷います。ただ、一つ言えることは、日本にいる限り、さほどブランドは、関係ないことが多いです。なぜなら、銀の売却の基準が「重量」と「純度」の2つに基づくからです。
少し大げさにいえば「銀の査定金額とブランドはほぼ関係ない!」とも言い切れます。また、シルバーは、湿気、酸素、硫化ガスの影響により変色することが多いです。これは、どんなに厳重に保管をしていても防ぎきれないです。
ただし、最悪、変色をしてもご安心ください。クリーナーや専用のクロスでふき取るだけであっという間に元通りの輝きを戻します。もちろん、変色をした銀もしていない銀も査定金額は同じです。=重量と純度の2つから判断
- ブランドのこだわりは、ある種の娯楽に近い。
- 銀の買取は純度と重量の2つの観点のみ。
- これ以外に評価されるのは、よほど希少性が高い物のみ
必要以上にブランドにこだわるのはやめよう!こだわるのは「銀の大きさ」です。あまり小さな単位で所有すると割高です。
銀のインゴットの買い方(販売店)
銀のインゴットは、実店舗、ネット通販など様々な所で手に入れられます。ただ、日本国内は、銀の現物が不足する場合が多いので、英語が得意な方は海外から購入されるのもいいと思います。
田中貴金属工業さん、徳力さんなどが有名です。ネット専業であれば、野口コインさんです。ちなみに、おなじみのアマゾンでは、銀のインゴットを購入できません。なぜなら、アマゾンの出品者ルールの中で貴金属類の出品が禁止されているためです。
よくある疑問
インゴットの適切な保管方法は?
銀は、湿気、硫化ガスなどと反応し変色しやすいです。これを防止するには、銀の真空化及び活性炭による中和が必要です。詳しくは、シルバーインゴットの保管方法の記事をご覧ください。